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2020.01.11 トカチナベ編集部

冬キャンプのすすめ~スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド~

冬キャンプのすすめ~スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド~

-20℃まで気温が下がる真冬のキャンプ場。外界と自分とを隔てるものは生地数枚のテントだけ。その空間で一晩を過ごし、朝を迎える。生まれてから何度も厳しい冬を乗り越えてきた十勝の多くのみなさんにとっては、そんな真冬の過ごし方は、クレイジーで理解不能だと思う方がほとんどではないでしょうか。想像しただけで「なんでわざわざそんな危険なことをするの?」と説教したくなるレベルで拒絶反応を示すかもしれません。

きっと多くの方がキャンプといえば「夏」。暑い日差しをがんがん浴びながら、家族や友人とBBQをして、冷えたビールと焼肉を楽しむもの!と思っているのではないでしょうか。

もちろん、それもキャンプの楽しみ方の醍醐味のひとつです。ですが、キャンプの魅力にとりつかれ、1年に何度もキャンプをして楽しむ人の中には、冬のキャンプを楽しむ人がたくさんいます。そんな冬キャンプの魅力について、冬期間も営業をしている 「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」の店長・坂和馬さん(以下、敬称略)にお話を伺がってきました。

-多くの人が「真冬にキャンプをするなんて。」と考えていると思うのですが、わざわざ冬にキャンプをする魅力はなんですか?

坂:極寒で行うキャンプってクレイジー過ぎますよね。僕も客観的に考えたらそう思います。でも、キャンプの醍醐味は真冬だからこそ、発揮されると思っています。そもそもキャンプの醍醐味って何だと思いますか?

-みんなでワイワイガヤガヤすることだと思っていたんですが、私も何度かキャンプをするようになって「キャンプ場だからこそできるなー」って最近感じたのは「何もしないということを楽しむ」ことかなと。

坂:そうですね。大人数のグループのキャンプももちろん楽しいですが、友人と2~3人で、夫婦2人で、時には1人っきりでやるキャンプもよいですよね。キャンプ場で過ごす時間はテントをたてて、夕飯の準備をし、焚き火で暖をとりながらゆっくりとお酒を飲んだりしますよね。そして、ぼーっと炎の揺らめきを眺めたり、語り合ったり、眠くなれば寝る。そして、太陽が登ったら目を覚まして、火を起こし、ゆっくりと丁寧にコーヒーを淹れ、じっくり味わう。淡々と過ぎる時間を楽しむのってキャンプの醍醐味ですよね。

-たしかに、キャンプは生きるために必要なことをやってるだけの時間が淡々と続く感じですよね。それは何もしていない時間ということですね。

坂:「何もしない時間」っていうのはある意味贅沢な時間だとおもうんですよね。普段、仕事や家事などでせわしなく動いている。あれやらないとこれやらないとって考えながら生活している。でも、キャンプ場に来たらやれることは限られています。準備だけ整えば、あとはもう何も考えずにその場の環境を楽しむ。

たしかにやることが限られる環境っていうのは、今のなんでも揃う時代において、あえて制限された時間を作って楽しむということを求める人はたくさんいそうですね。

坂:そして、この「なにもない時間」を過ごすのにぴったりなのが「冬」だと思ってるんですよね。それは例えば、冬は虫がいないので、刺されたり、つきまとわれたりするストレスがありません。それに空気も澄んでいてきれい。なにより、冬の寒い中でする焚き火は、火の柔らかな暖かさと安心感が体を包んでくれる。どこかに行くのではなく、ずっと火の傍で暖を取る時間が流れる。寒い冬だからこそ整う環境っていうのがあるんですよね。

-たしかに、極寒であることをのぞいたら、最高の環境っていうのは一理ありそうですね。

坂:そして、十勝の気候は冬にキャンプをするには最適な気候だと思っています。まずは、晴れが多いということ。そして北海道の中では雪も比較的少ないこと。ある程度の雪が積もると地面の枯草や土が舞うことがないので、快適に過ごしやすいということ。

十勝は気温が日中でもマイナスのままで、雪が融けません。雪が融けるとベちゃっとなって環境としては最悪。。。雪が融けずにいい状態のままで残るのも寒の厳しい気候のいいところです。

朝晩の寒暖差も激しいので、マイナス5度くらいでも「あったかいね」っていってられるのも十勝の気候のよいところですよね。そして、雪の真っ白な景色と晴れた青い空との景色は最高にキレイですよね。

-夏にキャンプをすることでストレスになってしまう部分が、冬だと低減されるというポイントがあるということですね。そして、その中でも十勝の寒さはキャンプに最適だと。では残る問題は、寒さをどう凌ぐかというところですか。

坂:そうですね。外にいる限り寒さを避けて通ることはできないので、防寒が一番大切です。でも、ポロシリキャンプフィールドであれば、暖が取れる「住箱(じゅうばこ)」というモバイルハウスがあります。なので、キャンプ中でも寒くなったら暖まる場所を確保することができます。

住箱があるので、今持っているキャンプ道具があれば、冬キャンプを楽しむことができるんです。

住箱は、外壁も内壁も床も天井も全て木でできたトレーラーハウスで、自然と調和していて落ち着いた雰囲気を作ってくれます。住箱の中には、布団、イス、ストーブ付のテーブルを用意しています。中はそれほど大きくないですが、ゆったりとできる住空間を提供しています。窓が大きくまるで外にいるような雰囲気も味わえるので、住箱からみる雪景色はとても素敵なんですよ。

あとは、焚火をする道具がなければ「焚火台レンタルセット」を用意しています。特に冬のキャンプには焚火が欠かせません。

その他にもキャンプを充実させるレンタルグッズがたくさんあるので、色々と試してみて欲しいと思います。そして気に入ったものがあれば、併設されているショップで購入できてしまうので、次回のキャンプの際に使ってみてほしいです。

上級者にまでなれば、テントの中にストーブを用意して過ごす人もいるんですが、そこまでいくのは本当に冬キャンプにハマった時で大丈夫です。ハマれば必要な道具を少しずつ増やせばいいと思いますよ。

-1度、住箱で冬キャンプをやってみる。そして、やりたいことに応じて冬にも使える道具をちょっとずつそろえていくのがベストということですね。

坂:そうですね。ぜひ少しでも興味が湧けば何でも相談に乗りますので、ぜひポロシリキャンプフィールドで冬のキャンプを体感してみてほしいと思います。ここではきっと「何もしない贅沢な時間」を実感できると思いますよ。

※住箱
建築家の隈研吾氏がデザインに携わり、スノーピークと共同開発して作られたモバイルハウス「住箱~JYUBAKO~」は自然の中に違和感なく調和し、その中で過ごす時間を豊かなものに演出する。

※併設ショップ
キャンプ場内にスノーピーク直営店があり、キャンプグッズ、アパレル、日本酒など多種多様なスノーピーク製品が置かれている。キャンプグッズで足りなくなったものを買い足したり、次のキャンプで欲しくなったものを、製品を見てスタッフの方に話を聞きながら購入することができる。

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド

住所:北海道帯広市拓成町第2基線2-7
電話:0155-60-2000
店舗営業時間:10時~17時
公式サイト:https://sbs.snowpeak.co.jp/tokachiporoshiri/index.html
Facebook:https://www.facebook.com/snowpeakTokachiPoroshiri/

ライター:野澤一盛
写真:坂和馬、野澤一盛、

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