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2019.05.11 トカチナベ編集部

全国の温泉ファンを魅了するモール泉 「アサヒ湯」でそのすごさを体験!

全国の温泉ファンを魅了するモール泉  「アサヒ湯」でそのすごさを体験!

モール泉って、ご存じですか? 植物が腐食した有機物の溶け込んだ温泉のことをいい、日本全国にもいくつか点在しています。しかし、やはりモール泉といえば十勝! 十勝には特にたくさんのモール泉があり、全国の温泉ファンから熱い視線を集めています。今回は、中でも人気の「天然温泉アサヒ湯」にスポットを当て、モール泉の魅力を探っていきましょう。

まずは、実際にどんな泉質なのか、アサヒ湯の湯船を覗いてみましょう。なんとも独特な色合いをしているのが、分かりますか?

無色透明ではなく、色がついているモール泉

植物由来の有機物を含むモール泉は、美しい琥珀色をしています。泉質は、アルカリ性単純温泉。もちろん源泉掛け流しで、加温や加水も一切なし。湯量が豊富なため、湯船の側面にある湯口からどんどん温泉が溢れてくるといいます。確かに、見渡す限り、湯口らしきものは見当たりません。十勝の自然の恵みのなせる技、ですね。

湯口がどこにも見当たらないアサヒ湯の湯船

また、湯船に入るとたくさんの気泡が体に付着します。これは、温泉が新鮮であることの何よりの証拠。

腕にビッシリと細かい気泡が!

源泉掛け流しの新鮮なモール泉についていろいろと述べてきましたが、いちばんの特徴は何と言ってもその肌触りにあります。とにかくトロットロ、肌にまとわりつく滑らかさなのです。事前に何の知識がなかったとしても、きっとお湯に浸かっているだけで保湿効果、美肌効果を実感できるはず!

近所に住んで、毎日通いたくなる

ただし、ここで注意点が。あまりに滑らかな泉質のため、湯船から出た時はズルッと滑りそうになることもあります。大げさと思われるかもしれませんが、本当にトリートメントのようなお湯なのです。髪の毛を洗う際、いくらお湯で洗い流しても、いつまで経ってもトリートメントが流れ落ちない、そんな感覚になるほどなのです。

ちなみにカランやシャワーから出るお湯も天然温泉

さて、ここでアサヒ湯の歴史についても触れておきましょう。歴史は古く、開業は昭和23年。念願だった温泉掘削に成功し、現在の温泉銭湯になったのは、昭和58年のことでした。一時は館主の体調不良で廃業しましたが、多くのファンによる熱い声を受け、現オーナーにより復活した経緯を持ちます。やはり昔から人気の高い温泉なのですね。

リニューアルオープンしてますます人気に

十勝地方に広範囲に存在するモール泉の魅力、お分かりいただけたでしょうか? いえいえ、やはり本当に分かっていただくためには、実際に温泉に浸かってみなきゃ。なみなみとお湯をたたえたアサヒ湯の湯船が、お待ちしていますよ。

天然温泉アサヒ湯

天然温泉アサヒ湯

住所:帯広市東3条南14丁目19
電話:0155-24-1933
定休日:元旦
営業時間:13時~23時(最終入場22時30分)※日曜日は通常営業に加えて朝湯営業(6時~10時)も

ライター、撮影:イシミスマサ
モデル:染矢優

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